イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)
あまりにも大きな声を出したため
周りの保護者や園児達が私を注目してしまった。
あっ……やってしまった。
「あ、あの……すみません」
身体中から火が出るぐらい
熱くなり恥ずかしくなってきた。
私の……馬鹿。
「お前な……恥ずかしい事やってるなよ?
こっちまで恥ずかしくなるだろーが。
しかも喜んでって……居酒屋ではあるまいし」
先生は、呆れたように言ってくる。
酷い……先生が原因なのに。
「先生が驚く事を言うから……」
ムスッと頬を膨らました。
「俺のせいにするな。
あと言っておくが、籍を入れたとしても
形だけだからな。
まだ俺は、お前を妻とは、認めていないから
そのように振る舞えよ?」
そう言い放ってきた。
何ですか!?
その曖昧な関係は!?
夫婦なのに……夫婦ではないって意味分からない。
「先生‥そんな意地悪を言わないで下さいよ~!?」
慌てて止めようとする。すると
園長先生に咳払いをされる。
ハッと見るとまた、注目を浴びてしまった。
は、恥ずかしい……。
するとプッと笑い出す先生。
先生~!!?
泣きたくなったのは、言うまでもなかった。
あぁ、まだまだ道のりが長そうだ。
トホホ……。
END。