イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)
「先生どうしましよう!?
睦月君が可愛い過ぎますよ~」
大興奮にしながら言うと軽く小突かれる。
い、痛い…。
今度は、デコピンではなく小突かれてしまった。
「痛いです……先生」
「アホな事を言っているんじゃねぇーよ。
睦月。着替え直して来い。その服にするから」
そう言い指示を出すと
睦月君は、また更衣室に入って行く。
うぅ……怒られっぱなしだ。
そして、その服と何枚か購入する。
買い物は、すべて終わり車に乗り込んだ。
ふぅ……と一息するように
助手席に座った。
やっと座れたわ。
睦月君は、後ろのチャイルドシートに
先生は、荷物を後ろに入れると
運転席に座りエンジンをかけた。
もう周りは、暗くなっていた。
まだ気持ち悪いが……何だか眠くなってくる。
いけない……お腹いっぱいで
眠くなるなんて子供みたい。
「ふわぁ~」とあくびを1つする。
すると運転をしながら先生が
「あれだけ食べれば、苦しくなるし
眠くなっても仕方がないだろ。
家までまだ、あるから寝ていろ。
着いたら起こしてやるから」
そう言ってくれた。
「えっ…ですが……」
「いいから。さっさと寝ないと
もし着いた時に車の中に置いて行くからな」
えぇっ!?
それは、さすがに困る。
私は、慌てて目を閉じた。