イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)

すると本当に眠ってしまった。

「おい。そろそろ起きろ。家に着いたぞ!」

「ふぇ……?」

寝ぼけて変な声が出てしまう。

ハッ!!

慌てて起きるとマンションの中にある
駐車場まで来ていた。

嫌だ。本当に寝てしまったわ。
あ、よだれ!?

慌てて口元を手で拭った。

先生は、駐車場に車を停めると

「寝ぼけてねぇーでお前は、睦月を連れて行け。
俺は、荷物があるから」

「は、はい。」

慌てて返事する。
睦月君を見るとスヤスヤと眠っていた。

私は、車から降りて
後ろの席に居る睦月君を抱き上げる。

寝ぼけているのかムギュッと抱きついてきた。

可愛い…。

しかし寝ている子供は、なかなか重い。

エレベーターに乗り込んだ。
部屋に着くと睦月を部屋に連れて行き
ベッドに寝かせた。

よし。よく眠ってるわね。

睦月君の頭を優しく撫でると
私は、リビングの方に向かった。

「あの…睦月君。寝かしつけました」

「そうか。悪かったな。
お前の荷物は、部屋に置いておいたぞ」

「あ、ありがとうございます」

申し訳ない気持ちでお礼を伝えた。
すると先生は、徐に立ち上がりコーヒーを淹れる。

私と先生の分をコップに淹れると
テーブルに置いてくれた。

「すみません。ありがとうございます」

コーヒーまで

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