イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)
母親の帰国!?
何でこんなに重いのだろう…?
あっ…まさか。
ムクッと起き上がるとやっぱり睦月君だった。
布団にしがみついている。
彼の起こすスタイルは、乗っかる事らしい。
「お、おはよう…睦月君」
「……おはよう」
そう言うと起き上がりぴょんとベッドからおりた。
私は、ボーとしながらもクローゼットを開ける。
そうだ。昨日買って貰った服にしてみようかしら?
先生が選んでくれたのだし
気に入ってくれると嬉しい。
あ、下着は…これ?
睦月君が選んでくれた黒の下着。
恥ずかしいな…やっぱり。
するとジッと眺めてくる睦月君。
「…………。」
無言で見てくるため何だか着替えにくい。
「睦月君。すぐに行くから先にリビングに
行っていてくれるかな?」
ニコッと笑顔で言うと睦月君は、コクリと頷いた。
そして、部屋から出て行ってくれた。
ふぅ…とため息を吐いた。
やはり付けないといけないわよね。
しばらくして着替え終わるとリビングに行く。
「おはよう…ございます」
「あぁ、おはよう。やっと起きたか?」
先生が気づき挨拶を返してくれた。