イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)
「お、美味しい。トーストにベーコンとチーズと
目玉焼きって乗せると
こんなに美味しいのですね!?」
あまりの美味しさに言葉に出てしまう。
まるでピザみたいだ。
なるほど…今度から私も真似しよう。
そう思いながら食べていると
先生が
「当たり前だ。洋食コンビなんだから、むしろ
やった事がない方が驚きだ」と言われる。
「私も気づかなかったのが驚きです!」
何故気づかなかったのだろうか?
不思議…。
トーストを見ながら
不思議そうにしていると先生は、
呆れながら新聞を広げた。
新聞を見ながらコーヒーを飲む。
その姿は、様になっていてカッコイイ。
睦月君を見るとトーストを夢中で食べていた。
すると私のスマホが突然鳴り出した。
こんな朝早くに誰だろうか?
「すみません。私の携帯です!」
慌てて席を立ち電話に出た。
「もしもし?」
『涼花。お母さんだけど久しぶり。
元気にしているの?』
電話の相手は、母だった。
まさかのお母さんに驚いた!!
「お母さん!?どうしたの…急に」
私の両親は、現在海外に住んでいる。
父が仕事で海外に赴任する事になり
母は、それについて行った。
私は、就職もあったから日本に残ったが
そのため私と先生の報道の事は、
まったく知らないはずだ。