イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)
ガーン!!
そんな娘の前で酷い…。
「ねぇ睦月君は、お姉ちゃんのこと好き?」
お母さんは、私に対して質問してきた。
えっ!?
するとコクリと連続で頷く睦月君。
嬉しい。
私の事を好きでいてくれた。
「そう。じゃあパパは、好き?」
お母さんがまた質問する。
前に私も同じ質問をした事があったな。
もちろん睦月君は、コクリと連続で頷いた。
うんうん。分かる。
すると店員さんがパフェなどが
持って来てくれた。
私には、チーズケーキと紅茶がきた。
美味しそう。
食べて見ると確かに美味しかった。
チラッと睦月君を見てみると
口のまわりにチョコパフェがつけながら
夢中で食べていた。
私は、拭いてあげる。
それを見ながらお母さんが
「あなたが、母親役をやるとわねぇ~何だか
不思議な気分だわ」
そう言ってきた。
そうかしら?
不思議か……。
「まぁね。本物のママの代わりには
なれないけど」
でも、せめて仲良くずっとやっていきたい。
そうすると食べていた睦月君が、
「十分…ママみたいだよ」と言ってくれた。
えぇっ!?ママみたいって…今?
そう言ってくれた…。
「あ、ありがとう。睦月君…」
凄く嬉しい。
感動してギュッと抱き締めた。