イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)
なんて……見られる訳でも無いのに
そんな事を考えてしまった。
こんなこと本人には、言えないけど…フフッ
そうしたら睦月君が服を引っ張ってきた。
おっと、いけないわ。
「どうしたのかな?睦月君」
下を向くと1枚の上下の下着を持っていた。
「えっと…選んでくれたの?」
そう尋ねるとコクリと頷いてくれた。
しかし、これは……。
受け取り、見るとセクシーな黒い下着だった。
ヒモの上に布も少なく
これは、さすがに恥ずかしい。
うーん。
睦月君は、どう意味で
これを選んでくれたのかしら?
チラッと見ると睦月君は、
背伸びをしながら手探りしていた。
なるほど…適当に掴んだ下着がこれだったのね。
しかし、これは…さすがに穿くには、勇気がいる。
私には、ちょっと…。
悪い気がしたが
元に戻そうとすると先生が現れた。
「おい。まだかよ?
さすがに外でも恥ずかしくなってきたぞ。
早くしろ」
「あ、すみません。
すぐに買いますので……」
慌ててテンパってると先生が
こちらをジッと見ながら
「涼花……お前って
意外と大胆のが好きなんだな?」
えっ……?