イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)
どうやら、先生の親友?らしい。
「いやー参った。久しぶりに
日本から戻って来て会いに行ったら
誰も居ないし。
だから、驚かしてやろうと合鍵を使い入ったら
こんな目に遭うし」
アハハッと笑い出した。
笑い事ではない気がするのだが…?
こちらは、泥棒かと思い怖かったのに…。
「アハハッじゃねーよ!?
帰って来るのは、勝手だが人の家を合鍵使って
勝手に入ってくるな。
相変わらずだな。お前は…」
「えーいいじゃん。俺とお前の仲だろ?
せっかく久しぶりの再会じゃないか」
「俺は、一生向こうに行ってくれた方が助かるぞ。
ってか、勝手にビールを飲むんじゃねぇーよ!!」
そう言いながら叱られていた。
仲がいいのかは、若干微妙な所だが…。
どうやら気心を知れた間柄らしい。
2人のやりとりを聞いていたら何だか笑えてくる。
「おい。そこ笑ってるな!?
ってか、お前もお前だ。
涼花…睦月と外に居ろと行ったはずだぞ?
なんて中に入って来るんだ」
そう言われ怒られてしまう。
あ、こっちまで八つ当たりが……。
「す、すみません。
睦月君が玄関で『大輔お兄ちゃん』と言い出して
中に入っちゃって……それで…」
すると隣に居たはずの睦月君が
浜野さんのもとに行ってしまう。
「おー睦月!?お前…見ない内に
随分とデカくなったな。今は…4歳ぐらいか?
しかし、何で俺だと分かったんだ?」
喜びながら質問する浜野さん。