イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)
ど、同棲!?
「ち、違います。居候です!!
しばらく住まわせてもらっているだけで
深い意味はありません」
慌てて否定する。
「えーでもさ。男と女が一つ屋根の下で
住むなら同棲じゃん?
そして、何かあってもおかしく…」
その瞬間、先生にチョップを食らっていた。
あっ……!?
「ふざけた事を言ってるな。
睦月も居るしコイツとは、そんな関係じゃねーよ。
アホな事を言ってねぇーで
さっさと彼女に謝って出ていけ」
先生……。
「ちょっとからかっただけじゃん!?
ごめんって…ソファーでもいいからさ。
料理や掃除もするぜ?頼むよ~藤崎」
「うぜー!!」
このやりとりを何度も繰り返され
結局。浜野さんは、泊まる事になった。
やや強引に…。
お母さんが帰り元の生活に戻れると
思ったのに…。
何故こうなってしまったのだろうか?
いい人みたいだけど…浜野さんって一体?
小児科のお医者様になるぐらいだし
先生に負けないぐらい
頭のいい人なのだろうけど…行動が読めないわ。
「涼花ちゃ~ん。
これ出来たから運んでくれる?」
「あ、はい。」
突然名前を呼ばれ驚いたが返事した。