イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)
ハッ!!
手元を見てみるとさっき睦月君が
選んだ下着が握っていた。
あぁっ…嫌だ!?
戻すはずの下着が……。
慌てて下着を後ろに隠した。
「ち、違います。
これは、睦月君が選んで」
「睦月が…?」
するとツンツンと先生のズボンを引っ張る睦月君。
見るともう1つの下着を握っていた。
「お前が選んだのか、それ?」
睦月君は、コクリと頷いた。
いや、手探りで選んだだけです。それも
戸惑っていると先生は、徐にその下着を取った。
これもまた、セクシーな赤色だ。
「……これもまた凄いな。まぁいい。
これとその黒とあと何種類か選べ。早くしろ」
えぇっ!?
それを買えと言うのですか?
「は、はい。でも、サイズが…」
ブラは、合わないサイズを買う訳にはいかないし
それに…恥ずかしい。
身体中が熱くなってくる。
「だったら、早くしろ」
「は、はい!!」
慌てて自分の合うサイズを選び直した。
こ、こんなセクシーなの穿ける自信なんてないわ。
しかし、言われた以上は、従うしかない。
「決まりました。お会計をしてきます」
恥ずかしそうに言った。