*°春夏タチバナ*°




「男どもー!!
俺の夏那に手を出すことは愚か、告白するのも許さねーからな!!覚えとけ!
女ども!
俺の夏那を虐めたりしたらどうなるか覚えとけよ!」











春翔くんは虎のようにそう言って
すごく楽しそうに笑った





その笑顔が新鮮で、こんな顔もするんだなぁ…なんて思ったり…











「ノロケ乙〜〜
いいし、俺は冬羽がいるから〜、なっ冬羽」





「え、えっ!?」











秋くんは私の肩に腕を回して問いかけてくる



ううっ!近いよ〜〜〜っ











「う、うんっ!秋くんのこと好きだよっ!」











ってなに告白してるんだ私は!!!





勝手に言って勝手に赤くなる私を
秋くんは楽しそうに見る





これは、はめられたな…



でも、そんな秋くんの意地悪なところも大好き
ドキドキが止まらない



きっと私はずっと秋くんのこと好きだろうな…











「面白いなぁ冬羽は
んま、おめでとう春翔、夏那」





「おめでと〜〜♪」











まぁ、私の気持ちを伝えてもこの反応なら
私これからも何度だって言えそう!




って、やっぱそれはナシで…






とりあえず、夏那ちゃんと春翔くんが付き合えてよかった♪



後から4人のグループラインに
春翔くんの告白動画が送られてきたことは言うまでもない






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