*°春夏タチバナ*°




それから何事もなく私も呼ばれ
京香ちゃんも呼ばれた




京香ちゃんも同じクラスだったんだ♪





こんなに仲いい人が全員一緒なんて珍しい…

秋くんと春翔くんなんて絶対離されると思ってたのに…






そんなことを考えながら、始業式のためにいつもの四季組で体育館に移動しながら話す











「本当によかったよ〜♪
秋くんも一緒に進級できてて♪」





「あははっ!
先生のおっちょこちょいには驚かされたけどね〜」





「うん!嘘って嘘だったんだって思った〜!」





「2年から3年はクラス替え無いから
これで3年間一緒じゃん」





「すごく嬉しい♪」











大好きな人と、大好きな友達と同じクラスが3年間なんて幸せは今までないから嬉しい♪






幸せで秋くんをチラッと見ると
突然秋くんが前にガクンッとコケそうになった



と、同時に現れた間延びした喋り方の黒田くん











「たーちーばーなー
仲良くなった俺を置いていくとはどういうことだー」











黒田くんって何だか、変な人…




そう思って見つめていると、黒田くんとばっちり目が合ってしまった











「あ〜よろしく四季組さーん
俺は黒田 隼人(くろだ はやと)
黒田官兵衛じゃないからな〜」





「よ、よろしく♪」





「よろしく!」





「お前変だけどおもしれーな」











春翔くんもどうやら黒田くんのこと気に入ったみたいで色々と話し込む





私と夏那ちゃんはいまいち黒田くんの掴みどころのないキャラに困っていると
トテトテトテっという足音が聞こえてきた











「夏那〜♪冬羽ちゃん♪」











そう、走ってきたのは京香ちゃん





今日も可愛いです京香ちゃん♪






< 116 / 284 >

この作品をシェア

pagetop