*°春夏タチバナ*°
冬貴くんが行って、春翔くんが冬貴くんが行った方を睨んでいる
「どうしたの?春翔くん」
「いや、なんでもねーよ」
春翔くんのちょっと怖い視線を受けて
何とも言えない雰囲気になっていると
夏那ちゃんが手をパンっと叩いた
「そんなことより!早く屋上行こ〜♪」
「そ、そうだね♪」
夏那ちゃんの掛け声と共に歩き出した私達
そして屋上につくと
芝生の庭みたいなところが広がっていた
「すごーい♪ピクニック気分っ!!」
芝生が広がって公園みたいな感じに
思わずはしゃいで秋くんの袖を引っ張って言うと、驚いた顔の秋くん
「あー、すごいね
ついでに冬羽こういうの好きそうだよね」
「好きっ♪
公園デートとか結構憧れ♪」
「いいじゃん、公園デート」
「ほんと!?」
秋くんがいいって言ってくれた♪
じゃあ次のデートは公園デートにしよ♪
なんて計画を立てて思わず口元が緩む
「カップル多いなー」
「だって、デートスポットだもん」
春翔くんの呟きに夏那ちゃんはそう答え
みんなで人のいないベンチに座る
デートスポットかぁ
確かにここだったらゆっくり自然に触れながら話せるよね♪
まぁ、ほかのカップルは結構いるけども…