*°春夏タチバナ*°
お店で私が最初に手に取ったのは
パワーストーンブレスレット
もちろんピンク色のをね♪
恋愛がもっとうまくいきますようにって
「何?それが欲しいの?」
「うん♪買ってみたかったの♪
恋愛のやつなんだけどね♪」
「ふ〜ん…恋愛上手くいってるじゃん?」
「何も起こらないように…みたいな??
なんかお守り的な感じで身につけたい♪」
冬貴くんのと事故チューみたいなのが今後もうないように…
あれから冬貴くんから少し避けられるようになったのか、滅多に会わなくなった
時々会っても会釈くらいで特に会話もしなくなった
委員会もないから話すこともないしね…
そんなに嫌だったのかな?って考えたし
それなりに少し寂しいけど
また秋くんが嫉妬しないように
安心させたいからまぁいいかって言い聞かせてるんだよね
だからもう何事もなく平穏に過ごしたい
「ん、まぁいいんじゃない?
じゃあ俺も買おうかな〜」
「えっ?ピンクでもいいの?」
「うん、冬羽が欲しいって思ったのでお揃いにしようと思ってたから」
「秋くんっ♪
お揃い嬉しいっ♪」
また、秋くんの何気ない優しさにドキドキさせられたよ〜
秋くんと一緒にいたら
私の心臓いくらあっても足りないなぁ…なんて
ウキウキしながらお揃いを買って
お店から出ると…
「あっ!冬羽!秋くんっ!」
「よ〜お前らもデートか」
そう、デート中の
夏那ちゃんと春翔くんに遭遇した