*°春夏タチバナ*°




確かに私はスタイルだって良くないし
色気があるかと言われたら、皆無だし


でも……そんなまさか……でもほかに理由が浮かばない






私が1人ショックを受けていると
秋くんから頭を軽くポンッと叩かれた











「どーせ今余計な事考えただろー?
春翔の言うことは気にしなくていいから」





「えっ?あ、う、うんっ」











気にするなと言われても気になりますよね

私も少しは大人の色気?
大人の余裕?


を頑張って作ってみようかな…





そんな私の様子を、春翔くんはなんとも言えない顔で見ていた











「なんか悪かったな聞いて
これからお前らどうすんだ?」





「これからー?
そこら辺うろついて〜夜になったら移動かな」





「あら〜秋くん夜に移動だなんてハレンチなっ」





「違うから
お前が思ってるようなことじゃないから」





「わかってるっつーの
何もすることねーならお前ん家連れてけば?
まだ行ったことねーんだろ?」











春翔くんのその提案!いいね!!



"え〜"といいながら秋くんが私を見る



あんまり来て欲しくないのかな?
だったら行かない方がいいよね

でもやっぱり行きたいなぁ…





って、思ってるのどうせ顔に出てるんだろうな



という私の読みは当たっていたようで
困ったように秋くんは頭をかいた











「ん〜、来てもいいけど楽しくないと思うよ?」





「大丈夫だよ♪」





「ん〜、じゃあいいよ
予定変更で俺ん家に行こうか」





「やった♪ありがとう秋くん♪」











秋くんのお家かぁ
ちょっと緊張する



でも、行きたいもんね♪




と色々考えながらにやけていると
春翔くんと夏那ちゃんは"んじゃ!"と言って去っていった











「じゃあ俺達も行こうか」





「うん♪」











春翔くん達とも分かれ

2人で秋くんの家に向かう





わ〜ドキドキしてきたっ!!





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