*°春夏タチバナ*°
私が春翔くんのところに行くと
春翔くんは少し不機嫌?そうに立っていた
「ど、どうしたの?」
「あのよー、ちょっと聞きたいことがあんだよ」
「う、うん?」
そして少し戸惑うように口を開いた春翔くんは
なんだか少し照れているように見えた
もしかして本当に照れてる?
それで怖い顔になってるとかかな?
「そのー、夏那元気か?」
「へ??」
もっとぶっ飛んだこと聞いてくるかと思ったら
夏那ちゃんのことだったので思わず
変な反応をしてしまった
「夏那ちゃんは…よくわからない
最近ずっと思いつめた顔してるから…
春翔くん助けてあげて?」
「助けろっつったって今更」
「大丈夫だよ」
大丈夫、今なら間に合うもん
そう真剣に春翔くんの目を見て言うと
ふっと視線を逸らした春翔くん
「それより、お前秋と別れたって本当かよ」
次に聞いてきたのは秋くんと私のこと
そして何気に秋って呼んでる♪
春翔くん素直になればいいのに…