*°春夏タチバナ*°

文化祭





【冬羽side】




さて!!
やって来ました文化祭




去年は実行委員で全然まわれなかったり
冬貴くんと事故チューしてしまってその後
秋くんと初チューしたり…




今年こそは秋くんと回ろうって決めてたんだけどね



なんて
思い返せば秋くんとの事ばっかりなのだけど…







今年は冬貴くんとまわります







秋くんはミスとミスターで忙しいだろうし
何よりこの状況でまわるなんて気まずすぎる











「先輩どこに行きたいですか?」





「んー、おいしいものたべたい♪」





「あ、いいですねそれ」











どこに何があるかの案内を見ながら
私と冬貴くんはどこに行くかを決めていると





遠くから私達に手を振ってやってくる人がいた











「とーわーーっ!」











私の名前を叫びながら笑顔でやってきたのは
夏那ちゃんと春翔くん








2人は昨日仲直りしたらしい

夏那ちゃんからそうラインが来た時は
私まで嬉しくて泣いたもん






やっぱり2人が並んでるのを見るのは好き











「って、なにニヤニヤしてるの冬羽?」





「えっ!?に、ニヤニヤしてた?」





「思いっきり」











うー、恥ずかしい




だって夏那ちゃんたちの姿見たら微笑ましくなっちゃったんだもん











「それより、秋くんとまわらないの?」





「えっ…いやー冬貴くんとまわるから♪」











私がそう言うと、春翔くんが鋭い目で見ているのに気づいた





こ、怖いなぁ






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