*°春夏タチバナ*°




私がただぼーっと見ていると
春翔くんが私に目を向けてきた











「秋、中学の時やんちゃしてたんだぞ
俺もだけど、見えねーだろ?」





「や、やんちゃ?」





「そ、ケンカくそ強いんだよ」





「え、えっ!?」











うそ!?全然そんな見えない




物腰柔らかいし
普通に優しいし…





でもさっきの春翔くんとの一瞬の出来事を見たからか
納得出来る気はする











「そんなことどうでもいいって
春翔、好きなんだろ?」











秋くんは変えられた話を元に戻す





戻された春翔くんはまたしても怒ったような顔に戻った











「なわけねーだろ
あいつ彼氏いるんだぞ?」





「関係なくない?」











関係なくない?とは…?





秋くんのとんでも発言には春翔くんも驚いたように固まってしまう







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