*°春夏タチバナ*°




「別に…友達としていいじゃん…
冬羽はすごく本気で…
もっともっと冬羽の事考えてあげて?」











秋くんはいっぱい冬羽のこと考えてる



考えてないなんて言わないけど
もっと、冬羽に必要なことがあると思うの







私はそう伝えて、教室を出ようとドアに手をかけた瞬間











「今更どう接していいかなんてわからない」











そう呟いた声が聞こえた






そこでわかったよ
きっとすごく、秋くんは不器用なんだって





優しくて不器用で









そんな秋くんをかっこいいと思った









ま、春翔の方がかっこいいけどね♪








誰にも言ってないけど

私は春翔が好きだから────






< 85 / 284 >

この作品をシェア

pagetop