*°春夏タチバナ*°
「別に…友達としていいじゃん…
冬羽はすごく本気で…
もっともっと冬羽の事考えてあげて?」
秋くんはいっぱい冬羽のこと考えてる
考えてないなんて言わないけど
もっと、冬羽に必要なことがあると思うの
私はそう伝えて、教室を出ようとドアに手をかけた瞬間
「今更どう接していいかなんてわからない」
そう呟いた声が聞こえた
そこでわかったよ
きっとすごく、秋くんは不器用なんだって
優しくて不器用で
そんな秋くんをかっこいいと思った
ま、春翔の方がかっこいいけどね♪
誰にも言ってないけど
私は春翔が好きだから────