*°春夏タチバナ*°




みんなで並んで楽しく歩く道





こんな並んで歩けるなんて、ほんの何分前まで想像もしてなかったことだから嬉しくてたまらない♪











「それでさー、俺が女の子達に遊ばねーって言ったら何でってうるさくてよー」











さっきから春翔くんはそう愚痴をこぼしている






女の子と遊ばなくなったけど
そしたら女の子たちがうるさいとか…






本当に夏那ちゃんを好きになってから春翔くんは変わった






女遊びもほとんどしなくなったし
夏那ちゃん一筋って感じで♪











「お前が悪い
今まで適当に遊ぶからだよ」






「んだよ秋!
お前だって少しは遊んでるくせによー」






「俺は後腐れない子としか遊ばないし」











ん?



秋くんも女遊びとかしてるの!?





それには夏那ちゃんも驚いたのか
私と一緒に足が止まった











「しゅ、秋くんも女遊びしてるの?」











思わず私が聞き返すと
やっちゃったみたいな顔になった秋くん




春翔くんは楽しそうにニヤニヤしている











「まぁ、こいつほどじゃないけど
詰め寄って来た子とかはすこーしだけ
後腐れない子達とだけどね」





「そ、そうなんだ…」











なんだ、このショックは…






そういえば前、春翔くんは秋くんのこと
表向きはシャイボーイみたいなこと言ってたもんね






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