空は残酷なほどに碧かった
一人の女の子が倒れていたのだ。
他に誰もいない草むらの中で。

あわてふためく中で一つの単語が頭に浮かんできた。
そうだ、病院だ。

僕は彼女に息があることを確認すると、彼女を抱き抱えて急いで来た道を引き返した。
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