石田先生、忍者になるの巻
「わっけわかんなくない?いきなりオチゲーかましてバックれるとか。その間に巻物はゲッツできたけど。もしあーしが居なかったら、MSSだよ」
「MSS?」
「マジ死んでたし」
おりんは、つけまつげをつける。
「このツケマ3kgあんだよね。きょーきっしょ」
「ちょっといいかな、塚田クン」
「はい、なんです?」
「最近のくノ一は、みんなああなの?」
「大なり小なり」
「ああ、そう。あれなら年増の風呂好きのが、まだ夢があるよね」
「それより、ボクと付き合って下さい‼︎」
塚田雅喜、人生一大決心をして__。
「いーよ」
「えっ⁉︎マジ⁇」
「うん。てーか、こう見えてもディズニー好きで年パス持ってんだよね。年に二回は行きたい」
「オッケー」
塚田雅喜、男になります‼︎
「じゃ、お祝いに貸し切ってあげるよ」
「いやいや、なに言ってんすか先生。そんなこと無理に決まってるじゃないですか」
「大丈夫だよ、3億あるから」
「はい?」
「宝クジ、当たったって言ったでしょ?」
「あれ、本当だったんですか⁉︎」
驚いたと同時にこうも思った。
お釣り、幾らでも要らないんじゃないのか?