endless鬼ごっこ
家に着き鍵を開けて玄関のドアを引く
「ただいまー」
誰も居ない様で返事は帰ってこない。
買い物にでも行ってるのかな?
靴を脱いでリビングには寄らずそのまま自分の部屋えと向かった。
鞄を床に置くと私はベットへダイブした。
ふと携帯を取り出して無意識のうちに知恵にメールを送る画面になっていた
〔さっき、どうして誤ったの?〕
少し考えたがら送信ボタンを押して携帯を置き机に向かった
ノートを開き予習を進め始めてから数十分後、母の声が聞こえた
「ちいかーー!ご飯よー!」
私は「はーいっ」 と返事をして一階におりた。
テーブルには既に料理が並んでいた。
ピンポーン
椅子に座り料理に手を伸ばそうとすると家のチャイムが鳴った
「私でてくるねっ」
そう言って玄関に向かいドアを開けると家の前に晴斗が立っていた
晴斗の家は共働きで両親ともこの時間にはほとんど帰ってこない、だからこうしてよく夕食を食べに来るのだ
「もうできてるよっ」
そう言うと 「おぅ」 と小さく返事をしながら眠そうに玄関に上がってきた
晴斗を迎えて私、母、晴斗の3人が揃った、
「いただきます。」
それぞれが別々の料理に手を伸ばす。
私はお茶碗を手に取り味噌汁をすする、晴斗はいつも決まってサラダに添えてあるプチトマトを最初に食べる。
いつもと変わらない食事の中、私の頭に浮かぶのは下校中の知恵の言葉...
私、知恵になにかされたっけ?
特に最近漫画を貸してたわけでもないし、なんかあったわけでもないし
知恵は何を私に誤ったのだろう?
少し深く考えすぎていたようでお母さんから「箸が止まっているけどどうかしたの?」などと心配されてしまった。
その後は晴斗は特に間にもしゃべらず、私がお母さんに今日学校であった出来事を少し話すくらいしか会話はなかった。
夕食を食べ終わった晴斗は既に自分の家に帰っていて、あとから食べ終わった私も自分の部屋えと向い勉強をしていた。
すると携帯に知恵から返信が来ているのに気がついた
[ごめん、何の話だっけ?]
いつもと違って絵文字もないただの短文だけだった。
その後もメールは続き先生の結婚話などの話をして盛り上がった。既に知恵は沢山変なスタンプや顔文字を使い、いつの間にかいつもの知恵に戻っていた
私は知恵の {ごめん}という言葉について聞きたかったが、何となく聞いてはいけないような気がして、結局聞かずにメールは終わってしまった。
時刻は丁度10時半を過ぎたくらいだった
なんとなく眠くなった私は少しベットに横になった。
今日の知恵の言葉、どうゆうことなんだろう...
その事について考えていたが、段々意識が遠のいていつの間にか眠ってしまっていた。