万遍の笑み
ラルフ帝国?



そんな国は聞いたことが無い。




中学まではまともに勉強していたはずだが、そんな国は世界地図のどこにもなかったはず・・・







レイ
「というより魔法って?」





そう問いかけると、マキはニヤニヤ笑いながら目を閉じる。








何やら頭の中でいろいろ考えているようだ。




と、次の瞬間だった。
ゴロゴロと鳴いたマキは、瞬時に俺の目の前に移動し、鋭い爪を見せつけた。








マキ
「私はネコの能力を自由に使える魔法を持っているの。ラルフ帝国に住む人はみんな何かしらの能力を持っているんだよ!」


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