ずっと君の隣
そして、つぎの日私の体中を検査された。頭から足まで様々な検査をした。

「凜乃ちゃん、全部終わったよ。お疲れ様」と、看護師さんに言われ病室へ移動した。

しばらくすると、お母さんが泣きながら帰ってきた。

「どうしたの…?」

この時私は嫌な予感がした。

「凜乃、よく聞いて。凜乃の脳にね大きな腫瘍が、あるの。大きすぎてもう手術できないの。このままだと余命2ヶ月なの。でも、抗がん剤治療すれば小さくなるかもしれない。」

嫌な予感が当たってしまった。

「抗がん剤治療やって見る」

「わかったわ、先生にいっておくわね、大丈夫。凜乃なら大丈夫」

< 17 / 18 >

この作品をシェア

pagetop