ずっと君の隣
つぎの日から抗がん剤治療が、始まった。私の病気のことを知っているのはクラスのこだけ。病室までこれるのはハルと真広だけ。

抗がん剤治療は辛かった。急に髪が抜けてきて嘔吐も繰り返す。

「凜乃…」
「真広….」
「凜乃、きっと治るよ、」
「でも、抗がん剤治療しても余命2ヶ月が延びるだけで治ることはないって…」
「自分を信じろ!!弱気だったら治らない!!」
「そうだよね、自分のこと信じ…」
いいかけたところで私は嘔吐した。

その間真広は背中をさすってくれていた。

落ち着くと、

「俺、帰るね。また来るから。」
「うん、ありがとね」
< 18 / 18 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ずっと君の隣

総文字数/293

恋愛(その他)3ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop