PureLove 真実の愛 (完)
今.俺の視線の先には家族が
1つになった瞬間が見える。


良かった…。
本当に良かった。


感動に浸っていた俺は随分と
長い間.一人で立っている事に
気付く。


おい.おい…隼人
俺の事.忘れてねぇ?


回りを見ると公園に居た母親達が
俺の事を明らかに不審人物を見る
ような目で見てる。


その目に耐え切れず俺は
隼人達の所に向かう。


「あっ!!ちゅんだ!!」


心愛はいまだに俺の事を
'ちゅん,と呼んでいた。


「こらぁ!!心愛!!いつも
'ちゅん,じゃねえって
言ってるだろ!!」


そう言った俺に心愛は
うじぇ…。って言いやがった…。


うじぇ…?うぜぇ…って事か?


やっぱり…心愛は隼人の子だ。


女にしとくのは勿体ねぇ程
の最強のガキだった。(笑)
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