PureLove 真実の愛 (完)
隼人がまだ来ない…。


ハァ…。


「隼人の野郎.遅せぇよ…。
アイツ携帯って上着のポケット
に入れてたじゃん…。
何.考えてんだよ。」


ため息をつきながら隼人を
待っていると女が向こうから
走って来る。


心ちゃん?


やっぱり心ちゃんだ。


心ちゃんが泣いていた。


完全にパニックになりながら
心ちゃんが話す。


なぜか?あの赤毛野郎と
ケンカになっているらしい…。


向こうは3人も居るって
心ちゃんが心配してる。


3人か…隼人には余裕だと思う。


俺は心ちゃんを1人で置いて
行くわけにいかず…。
梨子に電話して心ちゃんを梨子
の家に向かわす事を伝えた。


赤毛野郎の話しをした瞬間
梨子が泣きだした。


「嫌だ…また誠に会ったら
旬に嫌な思いさせちゃう!!
お願い…行かないで!!」


「大丈夫だよ…。(笑)
俺もうなんとも思ってねぇ
からさ…。
だからもう少し待ってて後
で行くから。」
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