ヤキモチキモチ

「一応、今カノ…です……」

あまりの迫力に少しビクビクした。


「なにそれ!じゃあ、舞子と拓斗くんはなんなの?
拓斗くんにはあんたみたいな、地味ーーな女じゃなくて、
舞子の方がお似合いなのよ!

舞子だったら私、拓斗くんのこと諦められるけど、
あんたじゃ諦められない!

それに拓斗くんだって、あんたなんか本気じゃなかったのよ!
きっとそう!舞子と仲良さげだし!」


舞子……篠原さんのことか…

そうだね、仲いいよね。

朝のことを思い出して、改めて思う。


その鈴木さんの言葉を聞いて、私は本当に自分が馬鹿馬鹿しくなった。





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