ヤキモチキモチ
「あぁ、やっぱりお前っていいやつだな。
すまなかった、巻き込んで。」
「おう!」
そう言葉を交わし、来た道を戻る。
とりあえず、ありさにラインを送ろう。
『今どこにいる?
会いたい。会って話したいことがあるんだ。』
サボろう。
廊下を授業に出る気にならず、人の少ない西棟の空き教室を目指し廊下を歩いていた。
グスン……グスン………
誰かいるのか?
空き教室に入ろうとして、手を止める。
まさか、ありさか!