ヤキモチキモチ

なぜ、篠原が鈴木に話さなかったのかは知らないが…


「そうなのか……」

別れるか…簡単に言うなよ……

それだけのことはしたけど、ありさのこと愛してるんだ。


篠原に対する、気遣いとかだったら、要らないんだよ…


「じゃあ、俺行くわ。」

ここにいても意味がない。

早くありさのもとへ…


「勇、鈴木のこと頼んだ。」

「あぁ。」


「鈴木、俺を気遣ってくれてありがとう。
でも、俺、ありさのこと大好きだから。
好きになってくれてありがとう。
ちゃんと結論出してくるわ!」

「……グスン………ありがとう…
頑張って…ね。」

泣きながらも、笑いそういう鈴木は今までで一番可愛かった。




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