ヤキモチキモチ
「何から話せばいいかな…
とりあえず、今までで本当にごめん。
許してもらえるなんて思ってない。
ただ、この言葉を言うだけで俺が少しでも楽になれると思ってるんだ。
相変わらず、自分勝手だな。」
そんなことないよ…
そう言いたいけど、言葉がでない……
出してしまったら、泣いちゃいそう。
「俺な、ありさのことすげぇ好きだったんだ。
"だった"って言うか、まだ好きなんだけど…」
えっ……
「そんなこと今更言っても遅いよな。」
あぁ、もう何で声出せないの…
遅くない遅くないよ……
「俺さぁ、ずっとヤキモチ妬いてた。
ありさはすごい可愛いからいろんな奴がありさの虜だし、
そんな奴らにありさは平等に優しくてさ、まあ人間として当たり前なんだけど、
どうしても許せなくて…すげぇムカついてた。」
そんなこと思ってたんだ…
「そんなときに幼馴染みとのアレだろ?
ガチで悔しくて、ムカついて。
気づいたら、あんなことしてた。ごめんな。」
そうなんだ…
なんだか今までの反動でか、呆気にとられる。