ヤキモチキモチ

気づけば放課後…

待ちに待った放課後だ。


拓斗と一緒にいれることの嬉しさをしみじみと感じる。

手を繋いでいる時間。

話している時間。

すべてが幸せだった。


でも、お別れは来るわけで、

やっぱり離れがたくて、手を繋いでしばらく立ち話をしていた。


そして、

「じゃあ、寒くなったし帰るぞ。」

拓斗が言うから、寂しくても、

「うん、じゃあまた明日ね。」

そう言って振り返って家に入ろうとしたとき、


グイッ

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