9月1日【完】
「ん…」




太陽の眩しさで目を覚ました。




今日、祭りか…。




そうだ。




やっぱり夏帆と行こう。




そう思い立って、電話をかけた。




「もしもし?」




『もしもし、志乃?どうしたの?』




「やっぱり今日、一緒に行きたいなって…」




『あーー…ごめん、志乃。約束、しちゃって…』




「そっかー。ごめん、急に。」




『ううん、ーーーー…』




ハッ。




確かに聞こえた。




『平田』って夏帆を呼ぶ、瀬戸口くんの声。




間違えるはずない。
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