何度だって咲かせよう(仮)


クラスの扉を開けるとすでにクラスにいる人たちが一斉にこちらを見る。どんな人が同じクラスなのか、知ってる人はいるのか、期待と不安、みんなの瞳にはそういうものが混じってうつっている。自分だけじゃないんだと思うと、少し安心した。


気合いを入れて足を出し、自分の席に着く。まだ三分の一程度しか来ておらず、グループはあまりできていない。

さっきは悠馬にあんな風に言ったが、人見知りなんてすぐになおるものじゃない。去年のクラスメートも何人かいたが、まだクラスに来ていないようだ。



「あれ、めいちゃん?」


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