オニゴロシ
第一章

イツモ通リノ‥‥‥



私は今、隠れている。


私を捕まえようとするあいつから逃げるために……。


「そこにいるのは分かってるんだぞ~?」


足音がだんだんとこっちに近づいてくるのがわかる。


くそっ……、もうバレたのか……。


私は様子をうかがいながら、いつでも飛び出せるように体制を整えた。



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