オニゴロシ


私たち五人のお兄ちゃん的な存在がいる。

それは‥‥‥


「あ、璃衣奈に羅ヶ瀬じゃないか。
おはよう、二人とも。
もうちょっと早く来ないとギリギリだぞ?」


そう。

私たちのクラスの委員長である、晴司だ。


「うん、おはよう、晴司~!
委員長、朝からお疲れさまだね~
どうせ先生にこき使われてるんでしょ?」


私がそう言うと、

晴司は笑いながらこう言った。


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