オニゴロシ


二人がじゃんけんをしている隣で、

普通にその獲物を食らっている三人。


「よっしゃ〜!勝った〜!!」


と、言いながら、拓海はうまい棒を探した。

が、もう既に三人のお腹の中である。


これがまさしく、

漁夫の利というやつなのだろう。


そして、拓海は、

「あ〜!!俺のうまい棒ー!!!」

と、嘆いていた。


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