下剋上しまーす!
「っ…くっそ…!!!
なめやがって…!」
「なめてるのは、そっちじゃね?
ちょっとばかし、奇襲を仕掛ければ勝てるとか思ってる安易な考え。
別にいいぜ?
ここで決着つけても…。
本当は、そうしたいんだがな…!」
紅の瞳を鋭くして雷翔を見る。
「あぁ、そうだ。
それと…、
俺が伊吹 莉茉ということ…
そして
蒼水蓮の総長ということ…
バラしたら、
てめぇのとこ1日で消すからな。
覚悟しとけよ」
蒼竜は、そう吐き捨てるとくるりと後ろを向き、扉に向かう。