下剋上しまーす!
ふざけている莉茉に影がさす。
「あ、おはよ。
春希くん!」
莉茉が春希にあいさつをする。
莉茉の変わらない挨拶にビクリとする春希。
「お…はよう…」
莉茉は春希に近寄る。
春希が後ずさりする。
「逃げないでよ。
安心して?
言ったでしょ?
バラさなきゃ、何もしないって…。
それに学校では、暴力沙汰なんてしないから!
いつも通りに過ごそう?」
「…あぁ、分かった」
「そう!
それでいいの!
いつも通り話してね?春希くん」