下剋上しまーす!



「お、春希君もいるんだ。
おはよう」


「あ、優先輩…

おはようございます…!」


ぎこちなく挨拶をする春希。


「ははは


そんな固くならないで?」


優がそっと近付き、春希の耳元で囁く。


「それに…






あんまり、怖がったりすると正体バレて、莉茉…怒るかもよ?」


「え…!」


「だからさ
リラックス、リラックス!


俺達だって、年がら年中喧嘩とか抗争とか殺し合いなんて、お断りだよ笑


俺達は、必要があるから…目標があるから戦うだけ、相手をするだけ。


でも、それをするのは人に迷惑をかけないことが大前提。


関係ない人を巻き込んだ抗争…闘いなんか誰も好まないからね。


蒼水蓮はそんなことはしない。

約束するよ。



学校では変なことが起きない限り問題を起こすつもりは全くないから、気楽に過ごして?

な?」


そう言って、春希の肩を優しく叩く。

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