下剋上しまーす!
「えーでわでわ〜?
これから、第…何回目かの喧嘩大会を始めまーす!」
「アバウトすぎじゃね…」
「絶対に回数数える気さらさらないと思うよ、あの校長」
「それな」
校長があからさまに、大きくわざとらしく咳をする。
「ゴホンゴホン!
女子のみなさんはー、傍観もしくは看護に当たってくださいー。
参加する男子、
もしくはいたっけな?女子の暴走族の皆さんはー、
グラウンドのサークルに集合ー!
はい、は や く !
タッタカ動くー!」
そのゆるーい言葉で、多くの男子、暴走族が集まる。
「えー、とりあえず?
予選みたいな感じでー、総長さん達で軽ーく戦ってもらいましてー?
残った数チームがー、学校の生徒以外の暴走族の仲間を引き連れてやるー、ということで、OKですか?
春雷君」
校長は、春希に質問する。
「前も説明しただろ…。
合ってるよ」
「ということでーすー。
では、みなさーん、
喧嘩大会、コングが鳴ったらスタート!!!」