下剋上しまーす!
その秘密兵器を持った白薔 風磨の腕を手刀で叩き落とす。
秘密兵器が空に投げ出される。
その秘密兵器が蒼竜の視界を横切る。
「なんだ…秘密兵器はスタンガンか…。
つまらねぇ」
蒼竜は、スタンガンをキャッチすると地面に押さえ込んだ白薔 風磨の首元に当てる。
「黒薔薇族よりは1%楽しめたよ。
礼を言っとこうか。
だがな、もう少し鍛えておくんだな。
そして、白薔 風磨に1つ。
白馬の王子とかなんやらは、もう一回自分の顔を見てから言え…。
見苦しいぞ。
以上。
しばらく、眠っておけ」
バチッ
「っ!」
風磨は目を白目にさせて、地面に倒れる。
それを確認し、蒼竜は立ち上がる砂をはらう。
「え、えーーーーーと。
ただいまの勝負…
伊吹 莉茉さんの勝ちです」