下剋上しまーす!
「とんでもない!
1ミリも…、というか皆無。
だって、総長1人だけが参戦してたんだからな。
どうせ、茶番だろ?
というか、そろそろフード取ったら?
汚れてるし、焦げてるし。
かわいい顔が見えないなんて、もったいない!
女子も男子も興味津々!」
「ほーひー、そうですか」
興味なさげに、濡れたタオルで口元を拭う。
「っ!
いってぇな。
女子相手に少しは手加減しろよな…!クソッ!
王子とかなんだとか言っときながら、結局言葉だけじゃねぇか。
しかも、スケベだし」