下剋上しまーす!
春希が優に惚れ惚れとしていると、女子の先輩達は切り替えたように春希に話しかける。
「じゃあ、春希君!
一緒に帰ろー♡♡♡♡♡」
女子の先輩達が春希の腕に身体を近寄せて腕を組む。
〜♬〜♬
「ん、LINE…。」
春希がLINEを見ると
紅雷
〝今日、集まりあること忘れてないだろうな?〟
〝忘れてたらぶっ飛ばすからな〟
「あっ!!!!!!!
忘れてた!!!!!」
春希は、慌てて荷物をまとめる。
「先輩達、すみません!!
今日、集まりがあるんでした!
また、後で遊んでください!
ごめんなさい!
失礼します」
「そっかー、残念…!」
「予定が空いたら教えてね?♡」
甘えるように聞いてくる先輩に、ニッコリと王子様スマイルを返して、春希は走る。
「はい、ぜひ!」
やっべぇ、紅雷に殺される…!!
春希は、冷や汗をかきながら神鬼雷の倉庫に向かった。