下剋上しまーす!
「あんた…そこは喜ぶポイントではない…。
普通、世の女の子は呆然として死に追い詰められるとかなのよ??
それに…莉茉、あんた少女マンガとか読んだことないでしょうが!」
呆れる沙耶に莉茉は更に目を輝かせる。
「結翔から聞いた!
それより、あれでしょう!?
そのあと、よくあるのがイケメンが助けてくれるみたいな!!」
「…結翔君…。
…はぁ。
莉茉と結翔君って中身逆だと思うんだよね…。
絶対に莉茉の中身が結翔君だったらもっと、すごいことになってたはずなのに…。
それに、真面目な話さ、
莉茉、イケメンが助けてくれたってさ?
男苦手だから、無理でしょ」
「あ」