下剋上しまーす!
絶対に…俺が潰す!
その後、すぐに2人の葬儀を行った。
その時は、もう一度言うが
まだ7歳だ。
そこまで、覚えていなかった。
ただ、ひたすらに泣くのを豹、遼、東、優はこらえ、結翔は何も知らずにただニコニコと笑っていた。
莉茉もただただ必死に涙をこらえ、ママとパパの骨がしまわれるのをしっかりとした目で見つめていた。
その日から、莉茉は毎日体を鍛え始めた。
今までサボっていたトレーニングも自分から進んでやるようになった。
その莉茉の変わりようから、周りの黒竜達や下っ端も影響され、鍛え始める。
春竜と美竜が亡くなってから、10年の月日が経った。
蒼竜は、強くなった。
蒼水蓮も強くなった。
まだ、無名なことに変わりはない。
でも、初期よりは何倍も強くなった。
蒼竜は、兄弟にも勝てる程強くなった。
強くなったから決めたんだ。
「神鬼雷に、復讐するの。
下剋上してやる!!!」