下剋上しまーす!
仲間が解散し、帰っていく。
その時!
銀竜に殴りかかる影が。
「動くなよ!
銀竜っ!」
蒼竜が銀竜に殴りかかる拳をとらえ、捻り潰す。
「っ!!
ぐぁっ!!!!
うぁあああ!!!
き、貴様、蒼水蓮か…!」
「おぉ、いい悲鳴だな。
…?
お前が総長だったか!
まぁ、いい。
潰れる族になんぞ興味はない。
あぁ、いかにも蒼水蓮だ。
さよならだ」
蒼竜は、紅の瞳でその男を見下ろし、殴りつけた。
「悪い、助かった」
「へーき、へーき。
こーゆー時ぐらい、遼でいてよ!
ね、お兄ちゃん!」
「ふっ、かわんねぇな。
お前は笑
さっ、帰るか」
「うん!」
蒼竜は、空を見上げる。
「これで少し、顔を出してくれないかな。
神鬼雷さんの雷翔…!」