下剋上しまーす!


キキィ…!!!!!!!


バイクを止め、雷翔を先頭に雷破が降り、倉庫に向かう。



「シャッターが…壊されてる?」


「先客がいたみたいだね」


「誰だ…!」


「こてんぱんにやられてるね。


こりゃあ、相当の実力を持ってる人だろーね?」


「俺とどっちが強い…!」


「正直に言っていいのかー?」


「はよ、言え」


「圧倒的にあっちだな。



ほら、殴られた後がえげつないほど青くなってるよー!」


「俺より強い奴が…いるのか…!」


「それより、この総長さんまだ、意識あるみたいだよー!


誰にやられたか、聞いてみるかー!」


雷破が倒れている黒薔薇族の総長の首元を掴み、起こして聞く。


「おい、俺らは神鬼雷…!



誰にやられた。
答えろ!」


雷破の殺気とドスの効いた声に怯えながら、総長は答える。


「蒼…蒼水蓮…!」


その答えに目を見開く神鬼雷。



「おい!それは、本当か!!!」


総長は、コックリと頷く。



















……蒼水蓮は、復活している…!?

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