下剋上しまーす!
ガラガラ
普通なら
いつも通りの平穏な毎日が送れるはずだった。
しかし
「莉茉ちゃん!おはよう!」
「げっ…」
莉茉は、反射的にゆがめる。
「あ、莉茉ちゃん
今、げって言ったでしょ!?」
「あはは〜、そんなこと言ったっけ?覚えてないや〜!」
「ふーん、まぁいいや。
ねぇねぇ、莉茉ちゃんの知り合いとかに暴走族で有名な人いない?」
ピクリ
「…春希くん?
莉茉、言ったよね?
暴走族嫌「なんかあったの?」」
沙耶が、莉茉の話に被せ気味に聞く。
「あ、えと誰だっけ?
ごめん!」
「さては…莉茉に夢中で他の女子覚えてないんでしょう!
ま、私は怒る必要ないけどね。
改めまして…
わたしは、桜水 沙耶。
莉茉の大親友。
ちなみに、彼氏いるから狙わないでね?笑」
「沙耶ちゃんね、了解!
きっと彼氏かっこいいんだろうね!
っとそうそう。